ポケットモンスター スカーレット・バイオレット・ポケモンSVで登場した巨大ナマズポケモン・ヘイラッシャ。圧倒的な耐久力と高火力を兼ね備え、シングル・ダブル両環境で注目を浴びています。
本記事では、ヘイラッシャ 育成論を中心に、おすすめ技構成・テラスタル・立ち回り・対策を徹底解説します。
まずは、ヘイラッシャの基本データ・種族値・弱点一覧を確認しておくと、性能理解がスムーズです。
ヘイラッシャとは?基本データと特徴
ヘイラッシャはパルデア地方で新登場したみずタイプのポケモン。巨大なナマズのような姿が特徴で、高耐久と強力な物理技・ウェーブタックルによる攻撃性能を両立しています。
また、しれいとうのしもべであるシャリタツと組んで使う戦略が象徴的で、対戦でも高い存在感を放ちます。
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 150 | 100 | 115 | 65 | 65 | 35 |
- みずタイプによる優れた耐性
みず単タイプであるヘイラッシャは、ほのお・みず・こおり・はがね技を半減できるため、防御的な役割を担いやすい点が魅力。逆に、でんき・くさには弱いため、味方のカバーが重要です。
- 高耐久+高火力のバランス型ポケモン
HP150と防御115という高水準の耐久を持ちながら、攻撃種族値100と技範囲の広さで多くの相手に対応可能。火力と耐久を両立した万能ポケモンです。
- 図鑑設定から見る性質と設定
図鑑説明では大食漢で、獲物を丸呑みにすると記されています。その設定通り、攻撃的かつ豪快な立ち回りが似合うポケモンです。
ヘイラッシャの強みと弱み
強み
- ウェーブタックルによる超火力の物理攻撃
- 高耐久で多くの攻撃を耐えられる
- 多彩な技範囲(じめん・こおり・ノーマル・みず)
- はらだいこ・あくびなどの補助技も優秀
弱み
- 草・電気弱点が厳しい
- 素早さ35と非常に遅く、上からの攻撃に弱い
- ウェーブタックルの反動で削れやすい
おすすめ育成論
ヘイラッシャの育成論・おすすめ型・調整案まとめでも紹介されていますが、ここでは環境で特に多く採用されている2つの型を詳しく解説します。
① ハチマキ火力特化型
性格:いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
努力値:攻撃252 / HP252 / 特防6
持ち物:こだわりハチマキ or いのちのたま
特性:てんねん
技構成例
ウェーブタックル・主力技(高威力)
ゆきなだれ・後攻時高火力・ドラゴン・ひこう対策
じしん・電気対策
テラバースト・テラスタイプに合わせた補完
こだわりハチマキで火力を最大化し、ウェーブタックル+タイプ補完技でほとんどの相手に等倍以上を取れる構成。反動を受けるリスクはあるものの、短期決戦での制圧力は環境トップクラスです。
② タフネス重視の耐久型
性格:わんぱく(防御↑ 特攻↓)
努力値:HP252 / 防御252 / 特防6
持ち物:たべのこし or ゴツゴツメット
特性:てんねん or みずのベール
技構成例
ウェーブタックル・メイン火力
じしん・範囲補完
あくび・サイクル補助・流し
まもる or ねむる・耐久サポート
てんねんで相手の積み技を無効化しながら、耐久で粘りつつ削る戦法が可能。特にあくび+まもるで流し性能が高く、トリックルーム構築の受け軸としても機能します。
ヘイラッシャの技構成
ヘイラッシャの技構成・おすすめ立ち回り・対策の情報も参考にしつつ、メインとサブ技を選択するとより最適化しやすいです。
メインウェポン
- ウェーブタックル・ヘイラッシャ最大火力の物理みず技(反動注意)
- アクアテール・命中安定+火力も十分な代替技
- じしん・でんきタイプ対策に必須
サブウェポン・補助技
- ゆきなだれ・後攻前提の高威力氷技
- のしかかり・まひ狙いでサイクル妨害
- あくび・強制交代・流し性能
- まもる・たべのこしと相性◎
テラスタイプの選び方
火力を重視する場合は「みず・じめん」、耐久を重視する場合は「はがね・どく」が安定です。
ヘイラッシャの対策方法
弱点を突きやすい草・電気タイプでの突破が基本です。
ロトム系統やハバタクカミ、モロバレルなどが特に有効です。
また、ウェーブタックルの反動を利用して自滅を誘う戦法や、どく・やけど・トリックなどの崩し手段も有効です。
相性の良い味方ポケモン
弱点補完として、ドオー(電気無効+毒技で草対策)、ハッサム(草技耐性+展開サポート)、サーフゴー(特殊受け+補完枠)などが挙げられます。
まとめ
ヘイラッシャは高耐久と火力を兼ね備えた万能ポケモンで、特性「てんねん」により対面性能も高く、環境で安定した活躍を見せます。火力型・耐久型いずれも強力で、構築次第で幅広い役割を担えます。

