【週末ゲーミング#6】Amazonが”Luna”でクラウドゲームに殴り込み

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週末ゲーミング Amazon Luna

テックブログ"iyusuke.net“を運営する僕が最近遊んで面白かったゲームや気になってるゲーム、ゲーム業界の最新情報を週末にささっと紹介していくコーナー「週末ゲーミング」。

第6回目となる今回のトピックは、Amazonのクラウドゲーミングサービス"Luna"についてです。

近年のAmazonは、2014年のTwitchの買収 ※1に始まり、独自のゲームスタジオを構えるなど、ゲーム事業にもかなーり力を入れているのですが、やっぱり"クラウドゲーミングサービス"にも参入してきました。

※1, Twitchは、世界で最も利用されているゲーム配信プラットフォーム。Amazonは2014年に9億7千万ドル(約1,000億円)で買収しました。NINJAやShroud、Dr.Disrespect、Pokimaneなど、Twitchで配信する有名ストリーマーも多い。

で、ですね。クラウドゲーミングサービスはなんぞやと良いますと、GeForce NowやGoogle Stadiaのように「サーバーは最高の環境を用意して動かしてあげるからデバイスの性能問わず遊べるよ、その変わり月額を払ってね」ってサービスになるのですが、Amazon"Luna"の最大の強みはTwitchと連携できること。

アーリーアクセス時のLunaの月額は5.99ドル(約630円)。おそらく、正式サービスが開始されるとStadiaの月額と同額くらい(約1,200円)まで上がると思いますし、まだ日本でのサービスうんぬんについてはアナウンスされていないのですが......Amazonのクラウドゲーミングサービス"Luna"についてぱぱっと見ていきましょう。

クラウドゲーミングサービス"Luna"を見る - Amazon

Amazonのクラウドゲーミングサービス"Luna"

Amazon Lunaは、デバイス問わず、環境問わず、最大4k/60fps(サービス開始時は1080p/60fps)でゲームをストリーミングして遊べる"クラウドゲーミングサービス"。

高速なネット環境されあれば性能関係なしで高画質でゲームを遊べるというわけです。(2.4Ghz/5GHzに対応していますが、Amazon推奨は5GHzとのこと)

Amazon Lunaについてささっとおさらいしておくと......

  • アーリーアクセス時の月額5.99ドル(約630円)
    • 正式サービス開始でStadiaと同額(10.99ドル/約1,200円)に値上がりする可能性あり
    • 日本でのリリースは未発表
  • 1080p/60fps対応、
    • 一部のタイトルは、近日中に4k画質対応予定
  • 同時に2つのデバイスでストリーミング可能
  • アーリーアクセス時の対応デバイスは、PC/Mac/Fire TV/iPhone/iPad
    • Androidスマホも対応予定
  • ネットワーク帯域の要件はフルHD:10Mbps、4k:35Mbps。

こんな感じ。基本的にはWindowsやMac、iPhone、Androidといったすべてのデバイスで利用可能です。※Androidスマホはアーリーアクセスに含まれません。

また、Amazon Lunaの発表では"Ubisoft"との連携が発表されているため、Assasin's Creed ValhallaやFar Cry6など、Ubisoftの最新ゲームタイトルを4k解像度で遊べるというのは大きなメリットですね。

Amazon Lunaで提供されるゲームタイトルについては以下の通りです。

  • バイオハザード7
  • Panzer Dragoon
  • Control
  • GRID
  • Yooka-Laylee and the Impossible Lair
  • ブラザーズ 2人の息子の物語
  • アサシンクリード ヴァルハラ(近日中に予定)
  • WATCH DOGS LEGION
  • Metro Exodus
  • ABZU
  • OverCooked2
  • The SURGE2

上記はLunaで提供される一部のゲームタイトルですが、参入するメーカーはUbisoft、Capcom、505 Games、Team17などなど。

アクション/アドベンチャー/RPG/レーシング/クラシック/インディーといった感じで様々なジャンルのゲーム50本が月額に含まれ、追加でサブスクリプションすることでさらに多くのゲームが遊べるようです。

要は、Lunaの基本料金(50本のゲーム)+各チャンネルのサブスクといった形ですね。これはこれで遊びたいゲームを取捨選択できるのあり寄りのありじゃないかなぁと。

(Ubisoftの連携がこれ。追加でチャンネルを購読すればアサクリヴァルハラなどが遊べます)

Lunaの強み、それはTwitchとの連携

Ubisoftとの連携が発表され、様々なゲームタイトルがストリーミングで遊べそうな"Amazon Luna"なんですけど、見逃せない大きな強みはTwitchとの連携/統合です。

というのも、これって現在サービスインしているクラウドゲーミングサービスではありそうでなかったんですよね。(Google Stadiaも同じこと言ってたんですけど、2020年9月現在も実現されてません)

これがどういった機能になるのかというと、例えば、購読しているストリーマーがLunaでゲームを遊んでいたとして。ゲームのリンクを踏めばすぐにLunaで同じゲームを遊べるといった感じです。

Twitchを傘下に収めるAmazonだからこそ実現できる機能なのですが、これはGoogle StadiaにもNvidia GeForce Nowにも無い機能。Amazon Lunaの大きな強みになります。

遅延の少ないコントローラーも登場

それともうひとつ。Amazon Lunaには通常のBluetoothコントローラーで遊ぶよりもレイテンシ(遅延)を大きく改善するコントローラー「Luna Controller」が用意されています。

  • CloudDirectテクノロジー搭載で、Amazonのゲームサーバーに直接接続。少ない遅延。
  • デバイスごとのセットアップは必要無し。
  • 低摩擦のスティック。快適な質感のグリップ。
  • Amazon Alexa搭載。

Luna Controllerは、アーリーアクセス期間中に49.99ドル(約5,300円)で発売予定。

Alexaを搭載しているので「アレクサ、GRIDを再生して」といった感じで話しかければゲームを起動できるほか、Amazonによれば、Bluetoothコントローラーと比べて17~30ミリ秒の遅延を減少しているそうですよ。

日本でも"Amazon Luna"が開始されたら面白いことになりそう

とまぁこんな感じで。Amazonのクラウドゲーミングサービス"Amazon Luna"についてのおさらいはこんなところ。

Ubisoftとの連携で"アサシンクリード ヴァルハラ"やFar Cry6が4k画質で遊べるというのは非常に魅力的じゃないですか?

Google StadiaやGeForce Nowと真っ向からぶつかるサービスになるのですが、Amazon Lunaは料金体系として「Lunaの基本料金(50本のゲームを含む)+購読したチャンネル(Ubisoftなど)」という独自のシステムを採用しているため、価格的に優位に立てそうな雰囲気。

(好きなゲームだけをサブスクするっていうのも新鮮じゃないですか? Ubisoftチャンネルの価格は未定です)

僕の中で、GeForce Nowの国内価格1,800円がどうも納得できなくて。アーリーアクセス時は遊んでいたのですが、現在は興味の対象から外れちゃったんですよね。Amazon Lunaがやってきたらストリーミングサービス業界が面白くなりそう。

"週末ゲーミング"は毎週土曜日21時更新です。それではまた来週。

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