ポケモンSV・チオンジェン育成論|わざわいのおふだで相手の火力を削ぐ受けアタッカーの最適解

チオンジェン

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット・SVに登場する準伝説ポケモン・チオンジェン。その特性「わざわいのおふだ」によって相手の火力を弱体化させる、独自の“受け”戦術が注目を集めています。本記事では、チオンジェンの特徴・育成論・技構成・相性補完・対策までを徹底的に解説します。

チオンジェンの基本性能や環境での立ち位置を把握したい場合は、チオンジェンの育成論・調整|ポケモン育成論SV(ポケモン徹底攻略)が最も網羅的でおすすめです。型別のデータやテラスタル傾向も掲載されています。

目次

チオンジェンの特徴と基本性能

チオンジェンは悪/草タイプを持つ準伝説ポケモンで、伝説四災の一角として登場します。見た目の不気味さに反して、戦略面では非常に柔軟で安定感のある受け性能を発揮します。
種族値・H85 / A85 / B100 / C95 / D135 / S70・合計570
特性・わざわいのおふだ―場にいるだけで相手全体の攻撃を0.75倍に下げる
分類・準伝説ポケモン・四災
特に特防135+防御100という数値は、環境でも屈指の耐久性能を誇ります。さらに「わざわいのおふだ」により物理火力も実質的に削がれるため、対面性能は非常に高くなります。

悪/草の複合タイプが持つ強みと弱点

チオンジェンのタイプは一見マイナーですが、戦術次第で多くの相手を受け流せます。

強み
エスパー・ゴーストタイプを無効/半減
電気・地面技を半減できる点が優秀
やどりぎのタネで継続回復しながら削りが可能

弱点
虫4倍弱点が最大のネック
炎・格闘・飛行・毒なども弱点
テラスタルで柔軟に補う必要あり

総じて弱点が多いが補いやすいタイプであり、耐久サイクル構築では主軸になり得ます。より詳しいタイプ相性や対策例については、【ポケモンSV】チオンジェンの育成論と対策(Game8)でも詳細に分析されています。

特性・わざわいのおふだによる火力デバフの重要性

チオンジェン最大の武器がこの特性。場に出るだけで相手全体の物理攻撃を0.75倍に下げるため、実質的に味方全体の耐久が上昇します。
わざわいのおふだは、ダブルバトルでは相手2体に同時に効果を与えるため、サポート性能が非常に高い。
この特性により、相手の高火力アタッカー・カイリュー・パオジアン・ガチグマなどに対しても安全に後出ししやすいのが特徴です。

性格・努力値・持ち物の最適解

性格
しんちょう・特防↑特攻↓…特殊受け・サイクル向け
わんぱく・防御↑特攻↓…物理アタッカー受け寄り

努力値配分例
H252 / D252 / B4・HD特化
H252 / B252 / D4・HB特化

持ち物候補
たべのこし・定番。やどりぎ+まもると好相性
おんみつマント・ちょうはつ・あくび・粉系対策
くろいヘドロ・草タイプ以外の毒テラスタル時に採用

育成時の努力値振り分けやアイテム選択の実数値例については、【ポケモンSV】チオンジェンの育成論と対策|おすすめ性格や努力値(アルテマ)で丁寧に解説されています。

基本型・特殊受け・耐久サイクル型

技構成例
やどりぎのタネ
ちょうはつ
イカサマ
まもる

この型はサイクル戦の軸として機能します。やどりぎとまもるで粘りながら、イカサマで相手の攻撃力を逆利用。特性のデバフも合わさり、攻撃・受けの両立が可能です。

攻撃寄りのタンク型・アタッカー寄りHB/HBベース

技構成例
パワーウィップ
イカサマ
あくのはどう
カタストロフィ(専用技)

カタストロフィはチオンジェンの専用技で、相手のHPを半減させる強力な一撃。受け構築での崩し手段として非常に優秀です。耐久しながら圧力をかけられるのがこの型の魅力。やどりぎに頼らずとも相手を削り切る力を持ちます。

サポート・妨害型チオンジェン

サイクル支援を意識するなら、妨害寄りの構成も効果的です。

採用技例
おきみやげ
じならし
ちょうはつ
やどりぎのタネ

特性で物理火力を下げつつ・おきみやげで退場することで、後続の積みエース・ドドゲザン・テツノブジンなどが展開しやすくなります。
受けポケモンの補助役としても優秀で、じならしによる素早さ操作は味方サイクルの安定化に貢献します。

苦手な相手と対策

チオンジェンは弱点が多く、特に虫4倍弱点には要注意です。
ハッサム・ウルガモス → 炎テラスタルで対処
テツノカイナ・ルカリオ → フェアリーテラスタルで反撃
ドククラゲ・モロバレル → じならしでS操作+やどりぎ展開

テラスタル候補
ほのお・虫・氷を半減、ウルガモス対策
フェアリー・格闘・悪を半減、安定感抜群
くさ・受け性能強化、やどりぎ無効
みず・炎対策と耐久両立

相性の良い味方ポケモン

ドヒドイデ・物理受けを任せ、サイクルで安定。
サーフゴー・フェアリー・毒対策。
ヒードラン・虫・フェアリー弱点をカバー。
ミミッキュ・削り後の全抜きエースとして相性◎。

やどりぎ+まもるで削りを入れた後、味方のエースにバトンタッチすることで全抜き展開がしやすくなる点も魅力です。

まとめ・チオンジェンを最大限活かす構築指針

チオンジェンは、受けと削りを両立できる万能サイクル枠として、今後も環境で高い採用率を維持するポケモンです。
わざわいのおふだで相手の火力を制御。
耐久と削りを両立し、構築全体の安定感を向上。
テラスタルで柔軟に弱点を補う。
明確な役割を定義して構築すれば、どんな環境でも安定して戦えるポテンシャルを持っています。受けアタッカーとして、あなたのチームの中核に据える価値は十分にあるでしょう。

読む  ポケモン剣盾・フェローチェ育成論|超高速アタッカーの火力と弱点を最大限に活かす立ち回りガイド
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