ベセスダ新作宇宙RPG「Starfield」が楽しみな理由6つ

宇宙のドヴァキンになりたい。
ベセスダの完全新作「Starfield(スターフィールド)」はそのゲーム性から"宇宙版Skyrim"と言われており、宇宙都市、エイリアン、宇宙船、未来的な武器、エトセトラ。
2022年現在もStarfieldはその多くの情報が明らかになっていないですが、もう面白くないわけがないですよね。
ティザートレーラーや登場するロケーションについての動画はすでに公開されており、Starfieldの世界観についてはなんとなーくイメージできますが、テレグラフ紙のインタビューでトッド・ハワード氏がトレーラーでは明らかにされなかった情報を語っているので、そのあたりをおさらいしつつ、Starfieldが楽しみな理由6つについてみていきましょう。
僕としては……宇宙版Skyrim、それだけでも遊ぶ理由としては十分かも。
▶Starfield | Official Website | Bethesda.net
宇宙版RPG「Starfield」が楽しみな理由6つ

それでは、早速"Starfieldが楽しみな理由6つ"について語って行こうかと思うのですが、まず簡単にStarfieldについておさらい。
「Starfield(スターフィールド)」はThe Elder Scrolls以来25年ぶりとなる新規オリジナルフランチャイズ。宇宙を舞台としたオープンワールドRPGとのことですが、その多くの情報は明らかになっていません。
Starfieldについて現在判明している情報は以下の通りです。
- タイトルは「Starfield(スターフィールド)」
- ジャンルはオープンワールドSFRPG
- プラットフォームはPC/Xbox Series X|S ※PS4/PS5は未定
- 宇宙版Skyrimと例えられている
- 膨大なコンテンツ量
- 独創的なロケーション
- 15万行のセリフと日本語吹き替え収録
- 発売日は2023年前半を予定
当初の発売日は2022年11月11日でしたが、つい先日発売日が2023年前半に延期されることがベセスダ公式Twitterにて発表されました。
Starfieldの全貌についてはじわじわと明らかになってくるかと思うのですが、僕が最高にStarfieldを楽しみにしている理由6つを見ていきましょう。
①宇宙版Skyrimと形容されるゲーム性

まず1つめ。Starfieldが楽しみな理由の1つとして、ゲームディレクターのトッド・ハワード氏がStarfieldのゲーム性を「宇宙版Skyrim」と例えていること。
これはゲームシステム的なことにも関連しているようで、StarfieldはSkyrimやFalloutと同様に一人称視点/三人称視点を切り替えてプレイできます。
おそらく、訪れる先々で出会うNPCとの関わりやそれに伴うサイドクエスト、世界観を補填するストーリーテラーも充実していると思われるので……Skyrimを遊んだことがあるブラザーならもう分かりますよね? 一度遊んだら離れられなくなるやつです。
②より詳細なキャラクター設定(キャラメイク)

Obrivion、SkyrimといったThe Elder ScrollsシリーズやFalloutシリーズでは自由度の高いキャラメイクとバックストーリーが用意されており、プレイヤーは各々のプレイスタイルでロールプレイに励むことができましたが、Starfieldはさらにもう一歩踏み込んだハードコアなロールプレイングゲームになるとのこと。
これまでのベセスダゲームではなかったプレイヤーが自分のバックグラウンドを選択するといった要素が用意されているそうなのです。
これがどういうことなのかというと、イメージとしてはサイバーパンク2077の"ライフパス(出自)"が近いかなぁと思うのですが、どういった惑星の生まれで、どういった環境で育った来たのか、どういう組織に属しているのか、プレイヤーのロールプレイに合わせて選べるようになっているのかもしれません。


これまでのベセスダのオープンワールドゲームではプレイヤーの頭の中で膨らませていたキャラクターの個性がよりリアリティを持ってゲームに反映されるようになる……というわけですね。
Starfieldはロールプレイが捗ること間違いなしです。
③広大な宇宙でエイリアンと出会える可能性
こちらはかなりざっくりとした表現になっているのですが、Starfieldでは、人類のほか"エイリアン種"にも遭遇する可能性があるそう。
どんなエイリアンなのかについては語られていないですが「よりリアルなSF的アプローチ方法になる」とのこと。
Starfieldはリアリティを追求するため、SpaceX社の協力を得ていることはすでに語られていますが、よりリアルに、現在の宇宙計画の基準で、スターウォーズとも、スタートレックともまた違うものになっているようです。
出会う宇宙人も今までとは異なる解釈で"ゲーム的に"表現されているのかも。
トッド・ハワード氏曰く、Starfieldはニッチな分野を開拓してくれるとのことですが、もうこれだけでも興味が湧きません? 僕はスターウォーズもスタートレックも大好きですが、Starfieldは主流のSFとは異なるアプローチで今までとは違った体験を与えてくれる。
そういった期待も楽しみにしている理由の1つです。
StarfieldがどのようにSpaceXの協力を得ているのか、どういったSFゲームになるのか?についてはIGNがまとめてくれているのでこちらの記事も合わせてどうぞ。
▶『Starfield』はイーロン・マスク社長のSpaceX社の助けを借りて現実を基にSFの構想を練っている (ign.com)
④コンセプトアートの時点でもう興味を惹かれるロケーション

現時点で明らかになっているStarfieldのロケーションは「歓楽街 ネオン」「宇宙港 ニューアトランティス」「自由恒星同盟の首都 アキラ」の3つだけですが、いずれも非常に魅力的な様相を呈していまして。

向上精神作用を持つ魚から抽出された合法ドラッグ「オーロラ」が流通する歓楽街「ネオン」や作中屈指の軍事力と影響力を持つコロニー連合(通称:U.C.)の首都「ニューアトランティス」。

3つの恒星が連帯する自由恒星同盟の首都「アキラ」など、コンセプトアートから漂う独創的な雰囲気が素敵でどこか興味を惹かれてしまうのです。
SF好きは特に。3つの恒星が連帯する惑星の空とか気になり過ぎですね。

詳細は語られていないですが、自由恒星同盟の首都「アキラ」の周囲にある高い壁も非常にリアリティある構造で。凶暴な捕食者"アシュタ"から守るためという理由にも納得。
なんでも、アシュタはオオカミとヴェロキラプトルが合体したような姿をしているそうですよ。Starfieldの世界ではこういったプレデター(捕食生物)が多種多様に存在していることは想像に難くありません。

現在の宇宙計画の基準で設計された宇宙船も想像しやすいというか、リアリティある現実的なデザインになっています。
⑤膨大なコンテンツ

Starfieldはプレイヤーがたくさんの事をできるようにするために多くの時間を費やしてきたとのことで、数百時間にも及ぶ膨大なコンテンツ量、ボリュームを誇ります。
従来のRPGにありがちな「次はあれ」、「これをやれ」といった道筋に沿った世界ではなく、自分であれこれ試したり、考えたりできるような世界になっているそうで、ストーリーを楽しむにしても、Starfieldの世界を放浪するにしても、プレイヤーが望む体験が得られるように作られているそうなのです。
そういったゲーム体験はエルダースクロールズやFalloutシリーズで培われてきた伝統で、まさにSkyrim。どのように進めるのか、何をして1日を過ごすのか、何を見つけて、何を得るのか、すべてはプレイヤーの思うまま。Starfieldはそういった自由度にさらに磨きをかけているとのこと。
ここでハワード氏の言葉をひとつご紹介。
「この本は読めるのか?これは手に取れるのか?これはできるのか?こうすればどうなるのか?それらに対してゲームは『イエス』と言うのです」
幾度も言っている気がしますが……面白いに決まってる。圧倒的なボリュームと自由度を誇るぶん思いもよらないバグや不具合とも遭遇しそうですが、それもまた一興です。
⑥15万行のセリフと日本語ローカライズ
こちらはTokyo Game Show 2021 Xbox Live Streamで明かされたStarfieldの情報なのですが、Starfieldには15万行ものセリフが収録され、日本語ローカライズもがっつり行われます。完全日本語吹き替え。
StarfieldのローカライズはBethesda史上最大規模になるとのことで、過去最大規模の翻訳になるようです。
Starfieldには300名以上の声優が携わり、セリフは15万行以上。The Elder Scrolls Ⅴ Skyrimが6万行、Fallout4が11万1000行のセリフを収録していたので、過去最大のボリュームを誇るというわけなのです。
日本語吹き替えでフルローカライズ。膨大なセリフ。Starfieldはストーリーをがっつり楽しめそうですね。
オープンワールドゲームではあるものの、オープンユニバースではない

最後にもうひとつ。これは重大な事実の1つで、Starfieldは「オープンワールドであってオープンユニバースではない」ということが明かされています。
これは過度な期待を煽りたくないということも理由の1つかと思われますが、少なくとも、膨大な宇宙を探索するようなゲームではないということは確か。
いくつかの惑星を渡り、その惑星には様々なロケーションが用意されている……Starfieldについてはそんなイメージでいるといいかもしれません。
Starfieldの発売日は2023年前半、PC/Xbox Series X|Sで発売
さてさて、期待せずにはいられないベセスダの完全新作「Starfield(スターフィールド)」ですが、僕が楽しみにしている理由はこんなところ。
宇宙を舞台にしたベセスダの新作フランチャイズってだけでもう魅力的ですよね。
ベセスダには「Prey」のように宇宙を舞台としたゲームもありますが、大きく異なるのは"オープンワールドの宇宙RPG"ということ。
ゲーム内容やゲームシステムといった情報がほぼないにも関わらずStarfieldに最高に興味を惹かれるのは、やっぱり「宇宙版Skyrim」というパワーワードが……すごい。(Skyrimはほんと夢中で遊んだ)
Starfieldの発売日は2023年前半を予定。プラットフォームはPC/Xbox Series X|S。続報に期待です。