【レビュー】ポケモン ダイパリメイクを全力で楽しめた5つのこと(色々あったけど結局面白い)

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今回は、発売後3日間で139.6万本を売り上げ、Switch向けソフトとしては"あつ森"に次ぐ歴代2位の初週販売本数を誇るダイパリメイク「ポケモン ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」のプレイレポ&レビューをお届けです。
※ダイパリメイクの発売後3日間の売り上げ本数は2019年11月に発売されたポケモン ソード・シールドの売り上げ本数136.5万本を3万本も上回ってます。色々言われていますが、実はめっちゃ売れてます。
この記事では、ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールを楽しめた理由についてさくっとご紹介していこうと思うので、これからダイパリメイクを遊んでみようかな?って人はぜひ参考にどうぞ。
ダイパリメイクの現在のAmazonでの価格は5,600円ほど。ダイパリメイクの新要素について気になる人は以下の記事もあわせてどうぞ。

ポケモン ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(ダイパリメイク)をレビュー

さて、まずは「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(ダイパリメイク)」について簡単におさらいしつつ、プレイレポといきましょう。
ポケモンブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールは、2006年9月28日に株式会社ポケモンから発売されたニンテンドーDS向けゲーム「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」のリメイク版。
ダイヤモンド・パールが発売されたのは15年前なので、僕が遊んでいた当時は確か中学生くらい。ダイパは最後に僕がリアルタイムで遊んでいたポケモンでもあります。

ダイパリメイクの新要素やゲームシステムについては"ポケモン ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールの新要素をおさらい“の記事もチェックしてみてほしいのですが、基本的にオリジナル版のグラフィックやストーリーが忠実に再現されており、街並みや主人公のサイズ感まで当時のまま。

ソード・シールドでフル3Dになった最新のポケモンシリーズを遊んでいると古臭く感じてしまいそうな見下ろし視点ですが、光源処理や反射表現など、綺麗なグラフィックのおかげでそう感じることはありませんでした。
見下ろし視点ながら、グラフィックは最新のものになっているため、懐かしさを感じつつ綺麗な映像でダイヤモンドパールを遊べるというのはダイパリメイクの一番の強みでありメリットですね。

僕が最初に選んだポケモンは、オリジナルのダイパでも一緒に旅をしたポッチャマ。

ダイヤモンド・パールで初めて訪れるジムでは"粋な演出"にあの頃のわくわくを思い出したり……

ハクタイの森ではモミと行動するのですが、当時はラッキーが回復してくれるのをいいことに、ハクタイの森にこもってレベルを上げていたなぁと思い出してみたり。

当時の僕の中で印象が強く残っていた"コイキングが力なく跳ねているシーン"も「あぁこんな感じだったな」って懐かしみつつ、鮮明なグラフィックで再現されたコイキングにテンションが上がることもありました。(普通にクスっときた)

ダイパリメイクでもギンガ団の野望を阻止していくことになるのですが、さすがに最後にプレイしたのが15年前ということもあり、覚えているのはほとんどうっすらとだけ。まるで初見かのように楽しむことができました。
ちなみに、ギンガ団は公式で架空のサイトも用意されています。シュール。

パルキア戦では演出が強化されているため、イベントムービーを見ているのも楽しくて。今作では配布ポケモンのマナフィ、ジラーチ、ミュウ以外のポケモンは色違いが出現するようなので、気合と根性がある人はディアルガ、パルキアの色違いを狙ってみるのもいいかもしれません。(相当きついと思いますが……)

それともうひとつ、ダイパリメイクで少しだけ残念だったのがトバリシティのスロットが廃止されていたこと。

トバリシティのスロットは結構遊んだ人も多いかと思うのですが、ダイパリメイクでは主人公の着せ替えができるショップに代わっており、ここではいくつかの用意されたファッションを着せ替えることができます。
(スロットが廃止されたのは……おそらく大人の事情です。残念だけど仕方ないですね)

ダイパリメイクは、ポケモンバトルやアイテムの仕様、ポケモンのタイプ(フェアリータイプなど)、ソード・シールドで追加された要素を良い感じで吸収しつつ、しっかりオリジナルのダイヤモンド・パールを最新のグラフィックで蘇らせていました。
発売当初はバグや不具合が話題になっていた印象ですが、これだけ話題になるということはそれだけ多くの人が遊んでいるということ。少しでも気になる人は今から遊び始めてみるといいかもしれません。
それじゃ……ここからはダイパリメイクを楽しめた理由についてみていきましょう。
ゲームタイトル | ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール |
発売日 | 2021年11月19日(金) |
予約開始 | 2021年8月19日 |
対応機種 | 任天堂スイッチ |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1人(対戦、交換など:2人~4人) |
価格 | パッケージ:6,578円 ダブルパック:13,156円 |
ダイパリメイクが楽しめた5つのこと

さらっとダイパリメイクのレビューとプレイレポをお届けしたところで、ここからは僕がダイパリメイクを楽しめた5つのことについてです。
最新世代のポケモン ソード・シールドと比べると、技マシンが使い切りになってしまっていたり、5V/6Vメタモン(こうげきやぼうぎょなど、ステータスが良いメタモンのこと)を粘るのがつらかったり、通信対戦のランクマッチが用意されていなかったり、オリジナルに忠実なだけに不自由を感じることもあるため、さらに極めたい人はソード・シールドも一緒にプレイするといいかもしれません。
(ダイパリメイクでは、ひでんわざは野生ポケモンが手伝ってくれるようになり、ポケモンに覚えさせなくてもよくなりました)
その1、懐かしのストーリーを綺麗なグラフィックで楽しめる

ダイパリメイクを楽しめた理由1つめ。さすが最新世代というべきか……ダイパリメイクはグラフィックが大幅に強化されて綺麗になっているところです。
特にイベント中に挟まれる映像は本当に綺麗。ポケモンバトル時の技のエフェクトも最新世代にならったものになっています。

綺麗なグラフィックで懐かしいダイパが遊べる。それだけでもダイパリメイクを購入する理由になるかもしれません。
その2、新要素「地下大洞窟」でまだ見ぬポケモン探し

本作では、地下通路にブラッシュアップが加えられ「地下大洞窟」として探検できるようになっているのですが、地下には"ポケモンの隠れ家“と呼ばれる場所が至るところに存在していまして。
ジムバッジを獲得するごとに登場するポケモンが増え、さらに殿堂入り後はシンオウ地方には生息していないポケモンが登場するため、ついつい立ち寄りたくなります。
登場するポケモンのレベルもストーリーの進行状況に合わせて上がっていくため、経験値稼ぎにもばっちり。

オリジナルのダイヤモンド・パールであった化石堀りやひみつきちの要素もブラッシュアップされているので、地下大洞窟だけでも遊べることがたくさん。
やまおとこからは地下でしか手に入らない技マシンと化石堀りで入手したたまを交換することもできます。
その3、スーパーコンテストショー

オリジナルのダイヤモンド・パールで遊べたコンテストショーも遊びやすく改善されており、こちらも本気で攻略しようとするとやることがたくさん。

ポフィンを上げてコンディションとけづやを最大まで上げたり、ボールデコで部門にあわせたシールを張ったり、ダンス審査ではタイミングよくボタンを押すセンスも必要になります。
ダイパリメイクでは、1匹のポケモンで全部門のベストパフォーマーを達成するともらえる"コンテストスターリボン"が用意されているため、一通りクリアしたらコンテストに励むのもいいかもしれません。
(マスターランクまで上がるとヨスガシティのジムリーダー"メリッサ"やジョウト地方のジムリーダー"ミカン"と競うこともできますよ)
その4、ガチ戦術を使ってくるシロナとのチャンピオン戦がアツい

ダイヤモンド・パールといえば? シリーズ屈指の強さを誇るチャンピオンのシロナですね。

シロナの強さはダイパリメイクでも健在で、おそらく、順調にストーリーを進めてきてそのままポケモンリーグに進むと苦戦すること間違いなしです。
僕のシロナとの初戦はただでさえ強いガブリアスなどの強力なポケモンを使ってくるのに、相手のポケモンにレベルで負けていて。もうギリギリの戦い。

ミロカロスなんかはリアル対戦でも見かけるようなガチ戦術を使ってきて、ふしぎなうろことかえんだまのコンボに苦戦。ちなみに、ふしぎなうろこは状態異常時に防御が1.5倍になるという特性で、シロナのミロカロスは特殊技を返してくるミラーコートも覚えているため、ほんと厄介。

ガチ戦術を使ってくるのはシロナだけじゃなくて。
ダイパリメイクは殿堂入り後にジムリーダーと再戦できるようになるのですが、ナタネのキノガッサは「みがわり+きあいパンチ+きのこのほうし+やどりぎ+ポイズンヒール+どくどくだま」という凶悪すぎる戦術を使ってきたりもします。(初見で普通に負けて笑った)
ダイパリメイクは殿堂入り後に行けるようになる"バトルタワー"でリアルバトルに近い対戦が楽しめるため、ポケモンバトルもアツい。
その5、ダイパでは出会えなかった伝説ポケモンを捕まえられる

オリジナルのダイパと同じく、殿堂入り前にはユクシー、エムリット、アグノム、そしてディアルガ(もしくはパルキア)。そして全国図鑑解放後にはクレセリア、ヒードラン、ギラティナと出逢えるほか……
共通 | レジロック、レジアイス、レジスチル、レジギガス、ミュウツー、ラティアス、ラティオス、カイオーガ、グラードン、レックウザ |
ブリリアントダイヤモンド | エンテイ、ライコウ、スイクン、ホウホウ |
シャイニングパール | サンダー、ファイヤー、フリーザー、ルギア |
殿堂入り後に行けるようになる"ハマナスパーク"にて、オリジナルでは出会えなかった伝説ポケモンを捕まえることができます。

クレセリアなどの一部の伝説ポケモンは専用イベントが用意されていますし、綺麗なグラフィックや捕獲の難しさ、出会いにくさも相まって楽しめること間違いなしです。
多くのバグ&不具合はアップデートで修正済み

メニューの上にメニューを表示できるバグ(通称"メニューバグ")を利用することで、ポケモンやアイテムを増殖させたり、ポケモンリーグを素通りできてしまうバグは更新データVer.1.1.2で修正済み。
一部でゲームが進行不能になるバグも報告されていましたが、こちらもあわせて修正済みです。
▶【ダイパリメイク】不具合&メニューバグが修正!更新データVer.1.1.2が配信開始 | gg (geeksgeek)
今後のアップデートでダークライとシェイミ、アルセウスのイベントが追加されるかも

まだ詳細は明かされていないですが、ポケモン ダイパリメイクではダークライやシェイミ、アルセウスのイベントが今後のアップデートで追加される可能性大。

シェイミのイベントだったり、ダークライのイベントはゲーム内でデータとして存在しているようですし、やりのはしらには"てんかいのふえ"をモチーフにしたと思われる模様も見られるので……期待してもいいかもしれません。
早期購入特典で誰でも「マナフィ」がもらえるほか、Let’s Go! ピカチュウ・イーブイのデータがある人は「ミュウ」、ソード・シールドのデータがある人は「ジラーチ」がもらえることを考えると……2022年発売のポケモンレジェンズ アルセウスとの連動特典としてアルセウスのイベントが解放される可能性もありあり。
ほんと楽しみすぎるので、ポケモンシリーズを全力で楽しみたい方はダイパリメイクも必見です。
▶ポケモン レジェンズ アルセウスが最高に楽しみな理由7つ(2022年1月28日発売、価格は6,578円) | gg (geeksgeek)
早期購入特典で「マナフィ」がもらえるのは2022年2月21日まで

早期購入特典として、ポケモンブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールを購入した全員に「マナフィのタマゴ」がプレゼントされますが、受け取り期間は2022年2月21日まで。
ゲーム内の"ふしぎなおくりもの"でもらうことができます。(マナフィのタマゴからは、マナフィの進化前のポケモン"フィオネ"が生まれます)
上記のほか、序盤で訪れることができるソノオの花畑ではポケモンソード・シールドのセーブデータがある場合「ジラーチ」、Let’s Go! ピカチュウ・イーブイのセーブデータがある人は「ミュウ」をもらうことができますよ。これから遊ぶ人は受け取りをお忘れなくです。
さて、簡単にまとめるつもりが少々長めになっちゃったんですけど、僕のポケモン ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールのレビューは以上です。
ダイパリメイクの現在のAmazonでの価格は5,600円ほど。さすがにまだ中古の数は多くないですし、中古のダイパリメイクを見つけたとしても5,000円を超えることのほうが多いため、今から遊ぶのであれば新品で購入するのがベターかと思います。
発売当初こそ様々なバグやグリッチが報告されていたダイパリメイクですが、現在のバージョンは比較的安定していますし、今後もアップデートやポケモン交換会などのイベントが予定されています。
ポケモン好きなら楽しめること間違いなしですし、もう一度懐かしのダイヤモンド・パールの世界を訪れてみては? ポケモンレジェンズ アルセウスをプレイ予定ならシンオウ地方の地理や出来事をおさらいしておくといいかもしれません。
